第6回 起業を決意!楽しくカンタンに字をキレイにする書道のはな*みちを主宰
28歳:楽しくカンタンに字をキレイにする 書道のはな*みちを主宰
さて、どうしよう!
このあいだの電話で、(勢いで)熱弁を振るったものの、
自分の書道教室のスタイルの確立はもとより、
パンフレットなんか全く用意もしていませんでした。
ただ、自分の想いに気づいた私は、できることから、片っ端に始めてみました。
まず、書道をマイナーと言われる原因はなんだろう?と考えました。
やっぱり敷居が高そうに思われるのかな?
先生が年配の方ばかりだと思われるのかな?
すぐに上達するのは無理だと思われるのかな?
そんなことを考えた私は、
通常のお稽古の前に、
カンタンに書道の一部でも凝縮して、
気軽に学べるレッスンがあると良いと考え、
2時間の単発レッスンを開くことにしました。
レッスンの内容はどうしよう・・・と考えましたが、
ちょうど、幼なじみの親友が、
「ご祝儀袋に上手く名前が書けないんだけど・・・。」
と持ちかけてくれたので、
筆ペンを使って、ご祝儀袋にキレイに名前が書けるような
レッスンをしようと決めました。
セミナーなどやったことがない私でしたが、楽しくて仕方がなかったので、
そんなことはお構いなし。
きちんとレッスンの内容を決め、準備をすれば大丈夫!と
着々と手配を進めました。
レジメを作り、筆ペンを購入し、お清書用のかわいいご祝儀袋を買いました。
お茶を飲みながら、気軽に楽しくレッスンできればいいと思ったので、
最初の場所は、ルノアールの会議室をお借りしました。
幼なじみを始め、周りの友だちに声をかけたら、
4人くらい集まってくれたので、
これは楽しくなるぞ!とワクワクして、当日を迎えました。
ルノアールでおいしいお茶を頼み、
ケーキを食べながらのレッスンは、それは楽しく、
私は、生意気にも、ホワイトボードを使いながら、
字が上手になる秘訣を、みんなに話していきました。
友だちも真剣に聞いてくれ、
私も熱心にお手本を書いたり、添削しているうちに、
みるみるうちに、みんなの字がキレイになっていきました。
私はお役に立てるうれしさ、
字がキレイに書けて、喜んでいる友達の姿を見ながら、
決して書道はマイナーではない、と確信しました。
自信を持った私は、この日の様子をもとに、
実家の印刷やでパンフレットとレッスンレポートを作り、
カルチャースクールの担当の方へ、
手書きの手紙を添えて、意気揚々と、送りました。
・・・すぐに返事が来るほど、
世の中は甘くありません。
あまりになんにも音沙汰がなく、
がっかりしたのは、言うまでもありませんが、
私は、ルノアールでのレッスンのことが、
ずっと頭から離れませんでした。
みんなのうれしそうな顔。
字がキレイに書ける喜び。
それを思えば思うほど、
書道をもっともっと多くの人に伝えたいと、
胸が熱くなりました。
私のとりえは、唯一タフなこと。
学生時代に身につけた、努力と体力をもとに、
あとは、方向性さえ間違えなければ、
きっと多くの人に親しまれるレッスンができるはず。
私は、自分が今まで学んだ書道のエッセンスをぎゅっと凝縮して、
気軽に楽しく学べるレッスンを展開していくことに決めました。
書道教室の名前も、より多くの人に覚えてもらえるように、
私の下の名前、華子の「はな」と、
同じく書道を頑張っている妹の下の名前、
道子の「みち」を合体させて、
書道のはな*みち と名づけました。
あれから、約8年。
2012年現在、
書道のはな*みちは、気軽に楽しく学べる書道教室として、
少しずつですが、皆さまに親しんでいただけるようになりました。
自宅で始めたお教室も、
今は、荻窪と日本橋の2ケ所になり、
生徒さんは120名以上。
六本木ヒルズや丸の内朝大学など、外部レッスンも開催するようになりました。
また、おかげさまで、起業から2年経った冬には、
マイナーと言われたカルチャースクールから、ついにお声がかかり、
レッスンを実現することができました。
「あのときは、書道をマイナーなんて言ってごめんなさいね。
講座を開いてくださって、ありがとうございました。」
あのとき電話でお話した方からの、
まさかのお言葉もいただきました。
毎日が、まだまだ勉強です。
書道の道に終わりはなく、一生稽古、一生精進です。
それを教えてくださる師匠に、心の底から感謝をしています。
その師匠から、私が学んだ大切なことを、
1人でも多くの方にお伝えし、書道の楽しさを伝え、
手書き難民の方を救うことが、私の至上の喜びです。
字をキレイにしたいけど、どうしたら良いか分からない。
字を書くのは苦手。
自分の字が好きになれない。
そんな方は、ぜひ書道のはな*みちにいらしてください。
必ず自分の字が好きになるように、
そして楽しく上達するように、
私たちが精一杯お手伝いさせていただきます。
1人で悩まないで、ぜひご連絡くださいね。
長文におつきあいいただき、ありがとうございました
続く・・・